歩くことでととのえる

『ととのえる』という言葉って「整える」とも「調える」とも書くことができます。

きりんりん
両方合わせたら「調整する」だよ。

うしうし
整えるは、きちんとする。形や調子を正しくする。(整理整頓、整髪etc)

きりんりん
調えるは、うまくまとめる。必要なものをそろえる。(調和、調律、調教etc)

ろんろん
この3年ほど、朝5時ころから早朝ウォーキングをしているのですが、これが本当に身体の調子をととのえてくれているなあって。

この場合の「ととのえる」って漢字で書くとどっちだろう?と思ったのですが、おそらく体調から生活のバランスから全てがうまくまとまっていく感じなので「調える」かなと思うのです。

早朝のウォーキングは、真冬の一時期を除いたら「いいことしかない」んですよね。

私は利根川の河川敷の近くに住んでいますので、晴れていれば一年中日の出と出会うことができちゃいます。お日様のパワーを全身に受けとめる日々なんです。

でも冬至から春分までの間どんどん日が短くなってお日様もなかなか顔をだしてくれない季節には、歩き出しは真っ暗でヘッドランプ付けて、登山で早朝に頂上アタックするような気分。息は白くて下手すると地面が凍ってる。

それでもだいたい5キロほど歩いて家に戻ると身体はポカポカ、気分はアップしていて一日が気持ちよく回り始めるんです。調うんですよね。

春夏秋冬、季節ごとに出会う鳥たちも変わるし、草花も彩り豊かです。

もちろん人によっては早朝よりも午前中のゆったりした時間や、昼食後の気分転換、夕方や夜の方が落ち着くこともあるでしょう。

時間帯はいつでもいいと思うんです。
毎日毎日、歩くということが日課となって、季節の変化など、空気の流れや地球を感じて歩くことはココロがととのいます。

脳を鍛えるには運動するしかない!(ジョンJ・レイティ著)の中で書かれているのは、運動には人間の精神状態を改善する力があるということ。そのことを証明し、具体的な状況下でいかに運動が効果を挙げているかについて事例とともに説明されていますが、ここでやっぱり注目したいのは、心身を調えるのが運動であるということです。

ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症と並んで、ホルモン変化の激しい更年期の女性の脳に及ぼす影響や、年齢を重ねていく時の加齢に対しても「調える」のが運動なんですね。

あんなふうになりたい。
長年温めてきた夢を叶えたい。
いまの自分を抜け出したい。
とにかく前向きに生きたい。

変化をしていくためにはそこに注力するエネルギーが必要です。身体や精神の不調に囚われずに前に進んでいくためにも、いかに運動を上手に取り込んでいくかが鍵になります。運動が脳をだまして脳が進化していくように仕向けていけたら加速度的にゴールが近づきますね!

きりんりん
やる気がなくなっちゃったり諦めちゃったりとかにも効き目あるの?

ろんろん
そうそう、運動ってすごいのよ。例えばホルモンが老化の合図を出してても、運動が脳をだますんだって。老化してる場合じゃないよってね。

きりんりん
でもやる気とどういう関係があるの?

ろんろん
運動すると脳内のドーパミンの量が回復するんだって。ドーパミンって報酬と意欲のシステムにとって大切なのよ。新しいことに挑戦するってちょっとした冒険でしょ。そんなときに毎日ちょっとでも歩く週間があれば脳が自分を後押ししてくれちゃうってわけ。

更年期の真っ只中でも私は歩くようになってからというもの、気分の落ち込みや揺れなどが極端に減った気がします。たとえなにか壁にぶち当たったとしても、ぐるっと歩いて戻ってくる頃には、まあ、なんとかなるさー!と気分が上向きになっていることもしばしば。

ウォーキングの底力を感じる日々です(^^)

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